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チェネト会・ラピス会合同展覧会10日月曜日まで。

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  1985年、古代ガラスのコレクターであった故羽原明徳氏によりチェネト会が発足。 そして2011年その2世たちによりラピス会が結成されました。命名は現・林原美術館館長の谷一尚氏。チェネトとは古代エジプトの言葉で『光り輝くもの』の意、ラピスもまたラテン語で同じ意味です。 岡山で再び暮らすようになり、仲間に加えていただきました。素敵な方々の集まりです。森山は小品を8点出品しています。 ―光り輝く者たちー チェネト会結成40年・ラピス会結成15年 合同展覧会  <会期・会場>   会期: 2026年8月5日(水)~10日(月)最終日は午後4時まで 会場:天満屋岡山店 5階 美術画廊・アートギャラリー ① チェネト会  倉敷ガラス 小谷眞三                  備前焼   金重晃介                  織部焼   児島塊太郎                  ガラス   松島 巌                        矢野太昭                        迫田岳臣                  木工    榎本勝彦                  彫金    内山貞和                  日本画   森山知己 ② ラピス会  倉敷ガラス  小谷栄次                    備前焼    金重潤平                    テキスタイル 松島千紗         ...

尾形光琳に魅了され屏風作りーTV番組

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6月10日からの 個展 出品作制作を必死に行っていた4月半ば、思いがけないテレビ番組出演オファーをいただきました。ドイツで日本絵画を独学で学び、屏風を制作している方を日本に招く企画で、その方に屏風作りを指導してくれないかというのです。 番組名は、テレビ東京「世界!ニッポン行きたい人応援団」とのこと。和楽器の演奏についての回だったと思います。たまたまの視聴でしたが、力まず?外国の方の目を通して日本人が日本文化に触れる企画として興味深く感じたのです。 ちなみに最初の画像は何?ということになりますね。実は、私のもう一つのブログ「吉備高原の季節」で紹介した 「緑が濃くなってきました。屏風制作」5月24日の記 事は、まさしくこの番組企画のための屏風制作だったのです。私にとって撮影は、ここしかないというタイミングでした。タイトなスケジュールでしたが、個展開催直前の6月頭第1週、上記のミニ屏風(旅行用スーツケースに入る大きさ)を使って尾形光琳の紅白梅図屏風に学んで描く撮影を行ったのです。 ちなみに・・当初、番組制作の方々は、支持体としての屏風自体を作ることと、その完成後に屏風に絵を描くことを分けてとらえていなかったように感じました。何故なら、ドイツの彼はそれらを一連のこととして全てを一人で行っていたからです。(森山が使う屏風を準備するというのも当たり前のことと捉えていたように感じました^^;たまたま?今回は大学での支持体としての屏風制作の試みもあって制作対応可能だったのですが・・・)打ち合わせ、番組内容を詰めていく中、屏風を作る表具師の存在といったことも、そして絵を描くための道具である筆の取材も入るという話になりました。・・・というわけで、いつもながらの好奇心!日本絵画にまつわるあれこれを、色んな意味で日本の大勢の方に知ってもらう試みとして引き受けたのでした^^。 華鴒大塚美術館で現在開催中(9月23日まで)の「表具(表装)という伝統と今」展 では、この折オリジナル制作したミニ屏風半完成のひとつがその構成する材料とともに資料展示されています。もちろん 屏風等材料手配では白神紙商店さん 、そして使用する薄い銀箔、金箔では 金沢の中村製箔所さん にいつもながらお世話になっています。また、番組内で紹介される筆作りについては、なんと!熊野です。 昨年伺った筆の里工房さんとのご縁 も感じま...

表具(表装)という伝統と今 児玉希望の描法研究

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「表具(表装)という伝統と今」が、 昨日から井原市にある 華鴒大塚美術館 で始まりました。会期は、2026年7月7日(火)から9月23日(水)です。 展示会場2階の「 日本画の今ー表現と形 森山知己・原田よもぎ・潮嘉子」については、先日ご紹介しました。展覧会がスタートし、屏風の材料展示、そして倉敷芸術科学大学での屏風制作動画も公開されました。各自の出品作品制作の様子、また大学での屏風制作への取り組みの様子、地域とのコラボ、活動なども短い時間ですが紹介しています。 流されている映像紹介のもう一つのコンテンツは、2013年に制作した児玉希望作「一鷺栄華」の描法研究動画(約10分)です。 児玉希望作「一鷺栄華」、2013年に行われた 児玉希望展 でその 描法について研究 をさせていただきました。今回の展示では、作品そのものの横に私が描いたプロセス実作が並んで展示されています。色の違い、筆使いの違いなど詳細に確認されると・・・・ドキドキです。 この作業の目的は、詳細な模写を作ることが目的では在りません。 作者がどのような技術を用いたかを明らかにすることで、日本画における価値観の在り処を明らかにしようという試みのひとつなのです。材料や道具、そして作業のプロセスを推測し、同じように描けるかどうか(同じ材料、水を使った作業ですから、水の性質がその作業時間を自ずと規定します)を試すことになります。いわゆる私が行っっている画家として「倣う」模写なのです。 画像に写った本作品と、私の描いたものの違い。本作は額に入っており、全体としてワントーン色が沈んで見えます。また金泥、青金泥を使った表現から、見え方には光の反射が関係します。ライティングの角度も合ってプロセス紹介のほうが光をよく捉えており、明るく見えることはご容赦ください。2階踊り場のモニターでは、この作業のそれぞれをどのようにして描いているかを動画で紹介しています。全てではないにしろ手仕事の様子、作業のスピードといったものをご覧いただけると思います。 以前、笠岡市立竹喬美術館で制作に関わらせていただいた 小野竹喬 日本画の技法と素材 竹喬が書き残した日本画の技術について、またその価値観の在り処、そして教育について。 また、私のホームページで要約を公開している 川合玉堂著「日本画實習法」より学ぶ 川合玉堂は、児玉希望の師匠です。これら...

表具(表装)という伝統と今 華鴒大塚美術館で作品展示

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井原市にある華鴒大塚美術館で企画展 「表具(表装)という伝統と今」が、2026年7月7日(火)から9月23日(水)まで行われます。  この展覧会に「 日本画の今ー表現と形 森山知己・原田よもぎ・潮嘉子」として倉敷芸術科学大学で取り組んできた3人それぞれの屏風作品、掛け軸、その他を展示していただきます。上記画像は森山の出品作の一部、「水の記憶」「鯉魚図」「緋鯉図屏風」です。 原田さんの展示コーナーの一部です。 潮さんの展示コーナーの一部です。 これまで大三島美術館や天神山文化プラザなどで展示された作品もありますが、華鴒大塚美術館の展示室という場をいただき、またそれぞれの新作もあって、きっと楽しんでいただけるのではないかと今日展示の準備をしていて思いました。 一階の展示室では、懐しい私の取り組み  華鴒大塚美術館 2013年の児玉希望展 で取り組んだ 児玉希望作「一鷺栄華」の描法 プロセス解明に取り組んだ資料展示が行われています。 華鴒大塚美術館入口脇にある企画展タイトルの告知 ■ 華鴒大塚美術館ホームページ ■表具(表装)という伝統と今 / 日本画の今ー表現と形 森山知己・原田よもぎ・潮嘉子 ■ワークショップ(原田よもぎ・潮嘉子が担当します) 7月12日 午前 屏風の仕組みを知ろう!+日本画体験 7月12日 午後 木の団扇(うちわ)に描く!+日本画体験 このほか、大人のための美術講座プログラム②講座 作品の取り扱い 知っておきたい3のこと(館学芸員が担当)などが行われる予定です。 また会期終盤には、  一般社団法人 日本美術家連盟  が主催する 公開講座(地方開催) をこの会期に合わせて華鴒大塚美術館を会場、森山が講師として行う企画も計画されています。この公開講座については、日本美術家連盟のホームページ、また機関誌に告知が今後掲載されると思いますのでそちらを参照、申込みください(窓口は、華鴒大塚美術館ではなく、日本美術家連盟さんですのでお間違えなく)。 展示は、華鴒大塚美術館という場を得て、とても素敵な空間になっています。ご高覧いただけましたら幸いです。

 「倣う」ことで見つけたこと

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私の問である「日本画ってなぁに?」 答えのようなものに触れられた気がしています。 その意味で reboot なのです。 誤解を恐れずに言葉にすれば、「日本画を学ぶこととは、楽器の使い方、楽器による表現を学ぶようなことだったのかもしれない」と、今、実感しているのです。重要な要素は使う道具、毛筆でした。 もちろん、私が音楽について何かを語れるほどの力が無いことは重々承知です。それでもこのように表現することで腑に落ちること、実際に描くことで出会ったことなど、何度も説明しようとする課程で触れてきたことを具体的にできるのではと思っているのです。 実際に倣って制作することで触れた制作における「時間」についての感覚。身体の動きとそのレスポンス、フィードバック。共有可能な時間表現の存在を今、思っています。他人との違いでは無く、同じことを行うことによって得られる喜び、この国の豊かさの手応えといったものの存在です。 個展紹介その2 掲載の画像は、「山あじさい」です。気化させた硫黄による硫化銀・流水と、金箔による下地、加えて、たらし込み表現による植物の組み合わせ。 岡山天満屋での通算10回目となる個展  展覧会名: reboot 森山知己展 場所:岡山天満屋美術画廊 直通電話:086-231-7523 会期:2026年6月10日(水)から15日(月・最終日は午後4時閉場)

reboot 森山知己展 岡山天満屋

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  岡山天満屋美術画廊で3年ぶり10回目になる個展を開催していただきます。上記画像は出品作の枕屏風「鯉魚図」です。銀箔を貼り重ねた空間と水墨表現を基調とした鯉です。 「宙に咲く」青金箔に銀箔の硫化表現、扇面にハナミズキを描きました。植物、花を描いた作品もあります。 このサイトで紹介した < 燻による流水表現の追試 4月 02, 2026 >トップ画像に写(左側)る硫化した箔の下地に紅白梅を描いた作品です。「流水紅白梅」 銀箔硫化表現、変化を利用した表現のバリエーションも並べます。「流水山あじさい」 短冊やSMなど小さな作品も出品予定。もちろん「水の記憶」シリーズも。 展覧会名: reboot 森山知己展 場所:岡山天満屋美術画廊 直通電話:086-231-7523 会期:2026年6月10日(水)から15日(月・最終日は午後4時閉場) 会期中は会場に毎日通う予定です。ご高覧いただければ幸いです。(会場でお迎えできればよいのですが、場を離れる場合もあると思います。もし来場のお時間等が分かる場合メールなどいただければ・・・・) ご案内まで。

燻による流水表現の追試

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 昨年、NHK-BS 解剖!マスターピース 尾形光琳「紅白梅図屏風」に出演させていただいたおり、湯の花を使い、それを電熱器で温めることで発生するガスを用いて銀箔を燻す技法を実験しました。銀箔を硫化させて「黒い水流」、流水表現を作り出したのです。このサイト記事で、その実験課程、結果なども紹介しましたが、狙い通りに出来た部分もあり、また狙ったとおりに行かないもどかしさも感じたというのが正直なところでした。 このあたりをスッキリさせたい!。 今年、6月10日より岡山天満屋で3年ぶりの個展を開いていただくことも有り、その出品作を作る過程としてこのあたりの追試を試みました。 ■注意!! ごく少量(花火程度)とはいえ、硫黄を気化させることで行う実験です。予期せず発生したガスを吸い込んでしまうなど実験者自身も危険を伴うこと、また漏れたガスによる匂いなどで周辺の環境に迷惑、影響を及ぼす可能性があります。これらのことが理解できない、またその対応が考えられない方は論外です。安全に配慮した実施が出来ない、可能性が考えられるケースでは、絶対に行わないでください!!。 トップの画像は、反応後、実験用ビニールハウスから取り出したばかりの様子です。ほぼ、狙った結果を出すことが出来たように思います。右側の短冊は意図的にブルーの段階で取り出しました。左側はより反応時間を長く取ったものです。 今回用いた実験用のビニールハウスです。 これまでとの違いは縦方向に大きくしたことです。「熱して気化させた硫黄ガスは温かい」当たり前の事ながら、ガスはまず上昇するのです。上部の濃度が必然的に早く上がることが想定されます。 また外気温についても注意しました。急激に外気温で冷やされる状態は避けることにしたのです。落ち着いた天候、外気温の元で実験を行いました。銀箔部分をなるべく上方に設置しています。 また、電熱器の発する熱によって、ビニールが溶ける危険も考慮し、上方にビニールハウスを伸ばすことで回避しました。(高さ90cmを確保しました) 実験ピースを入れたビニールハウス内部の様子です。銀箔面にドーサ液で描いた線が太陽光線の反射状況でわかると思います。(準備はこれまでと変わっていません) 電熱器を使って熱したのは、今回は「硫黄粉」です。 「湯の花」の場合、同じように量り取ったつもりでも毎回同じにならないのは、その...