レプリカについてを考えてみた②



長谷川等伯の松林図部分です。レプリカ展会場でiPhoneにより撮影しました。自動で強調されたコントラストなど気になるところもあるのですが、自動でのLive撮影は、ストロボなど補助光がなくても手ブレを感じさせない画像を実現してくれました。

レプリカではあれど、日常的に筆を使い、墨を使っている身からすれば、驚くほどの時間感覚、筆触の情報を伝えてくれているように思います。少なくとも昔の写真資料から比べれば雲泥の差、見たいところに注目して見ることができる下手な模写よりもずっと参考になる資料です。


俵屋宗達の雲龍図
特に水墨表現はシンプルな表現であるが故に、また通常、本物ではありえない近さで見ることができるが故にこれまで気づかなかったところ、学べる要素に出会うことが出来たように思います。

画像は岡山シティーミュージアム「国宝・名宝!?展」より

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