倉敷屏風祭2024 10月19日(土)、20日(日)


倉敷屏風祭が今日、明日と2日間行われます。紹介の画像は、18日夕方のはしまやさんでの準備風景です。写っている作業は、草月流の髙橋光悦さんがガラス器にススキの穂を生けている様子です。古い日本家屋での金屏風と光のコラボレーション、生花など、組み合わさることを想定して描いた屏風です。

今回私の出品は「若竹」、今年描いた屏風です。金箔の上に若竹を描きました。基本の形は、山陽放送に描いた能舞台、切戸口の面に描いた竹の一部です。能舞台で描いた大きさに比べると一回り小さく描いています。葉は現実の竹程度、もしくは現実の竹より少し大きい程度でしょうか。実感のある姿にと描きました。

光を反射する金箔、周りの光に敏感に反応します。
外光、ガラス戸横方向からの光が多い時には、金箔は鏡の如く光を反射し、描いた竹は黒く沈んで影絵のように見えます。そして夕方から夜、電灯の光の下では、緑青に塗られた色合いが浮かんでくるのです。

こうした見え方の違いも、古い日本家屋で飾ることで確認できることの一つでした。

この二日間、私は倉敷東町の「はしまや」さんに詰める予定です。お話できれば幸いです。

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