今年の屏風は、二曲一隻「若竹」です。(制作 2024年) サイズは、縦157.0cm×横163.0cm 金箔下地 紙本に金箔下地の屏風にRSK山陽放送 能楽堂 tenjin9 の能舞台、鏡の松、切戸口の板絵を制作したときの若竹を下敷きに左下の空間を空けて、オブジェなど立体とコラボできるような形態として制作しました。 通りから入ってくる光の変化により、金箔の輝きは変化し、画像のように緑の葉と見えるときもあれば強い光で竹はシルエットとなり影絵、逆光で見る竹に見えます。絵・屏風が全てではなく、少し隙を作ることで古民家の空間全体とのコラボにならないかと試しました。 左手前のお花(すすきの穂を使用した生花)は、 草月流の 高橋光悦 先生が私の屏風を見たイメージから構想し、作り上げました。 良いコラボができたと高橋先生、アシスタントの方に感謝しています。 この画像は穂が少し開きかけた様子です。 生けたばかりのすすきの穂は、しっかりと細くしまっており、そのまとまった姿は、さながら翁の頭のように見えました。能をイメージさせてくれたように思います。