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美作三湯 芸術温度 2025.8.29スタート間近

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美作三湯 芸術温度 2025[主催 岡山県] のスタート(8月29日)が間近に迫ってきました。現在、今回出品作制作の真っ只中です。(現地設置予定日は、実際のスタート日よりも前であるため、残り2週間を切ったのです^^;) 私の担当展示する奥津荘を事前にロケハンさせていただいた折、かねてより知っていた歴史ある建物の外観はそのままでしたが、建物内は変化を感じました。生き生きと未来に向けて動き出している様子を感じたのです。オーナーのこだわり故であることは明らかでした。 では、今回私はどんな展示を試みる事ができるだろうかと考えた折、今回は「水の記憶シリーズ」による展開が一番ふさわしいと考えました。直接的な伝統表現の作品設置は敢えてすることは無いだろうということでした。建築物自体がその存在そのものですから。 絹の上に天然群青と胡粉で描き出す作品を中心にすることはすぐに決まりました。 また屏風形状を活かして、空間にマッチさせることも。 設置サイズに合わせての絹枠を作り描きました。また展示に求められる大きさ、形状の基本となる屏風を制作用意しました。 大学勤務のおりに制作したマニュアルをアレンジしての制作です。 絹枠に張って描いたベースを観音開きの形状に合わせてカット、裏打ちを行って屏風に張り込みました。 そして、一番最初に紹介している画像が現在です。 屏風形状になった段階で、加筆してイメージにより近づけます。 観音開きの屏風オゼに貼る予定の金箔貼りの用紙を作成しました。小型の屏風には銀のオゼを用いました。 小さい屏風は、銀のオゼです(オゼの見えない折り方)。加えて水の記憶(墨シリーズ)を用いて作った風呂敷を用いた立体表現もセットでアクセントにと考えています。試験的に置いてみました。風呂敷による立体が少し大きすぎるようです・・・・。 この後、縁を打ち付けたり、観音開きでは、山折りで展示予定(金によるオゼが見える折り方のため、装飾性をアクセントにと考えています)、また展示のための専用台をこの後、作成予定です。 この他、額装した作品を数点加えて、今回の展示計画となります。 歴史ある建物の内部に楽しんでいただける展示になればと願っています。 あと少し!!!頑張らねば。 近況報告でした。